ブログの紹介 と エネルギー体理論(仮説)の発見と意義 |
私は、素粒子から宇宙の構造までを司る公理を発見し、エネルギー体理論(仮説)と名付けました。
エネルギー体理論は、電磁気力、強い力、弱い力、重力、そして未知の暗黒物質と暗黒エネルギーを同じ原理で説明します。
エネルギー体理論は、物理現象の分析にとどまらず、現代物理学では示すことのできない根本的な原理を示す理論です。
その結果、現在のところ、この理論は、過去の基本的な観測結果や実験結果と非常によく適合することが認められます。

ニュートン力学、古典電磁気学などの古典物理学は、量子力学、相対性理論など現代物理学へと発展し、更に量子力学は、場の量子論へと展開しています。
場の量子論から生み出された標準模型は、基本的な相互作用とされる四つの力のうち、電磁気力、弱い力、強い力の三つの力を量子論的に記述することに成功しています。
現在、重力を含む理論として超弦理論が期待されています。
その先には、新たな謎として暗黒物質と暗黒エネルギーが横たわっています。
完成していると思われている古典物理学でさえも、意外ですが、事象が発生する根本的な原因を示すことは出来ません。
例えば、電気です。
電荷にはプラスとマイナスがあり、引きつけあったり、反発しあったりします。
何故こんな現象が起こるのでしょうか?
ところが、素粒子の持つ性質とされ、これ以上深掘りできません。
物理学の歴史は、発見の連続でした。
発見された不思議な現象を一つ一つ分析し、それまで構築した理論と矛盾しないように新しい理論として構築してきました。
イメージ化すると、大きな球の表面に現れる事象から理論を構築しながら、球の中心にある真理に向かって進んでいるのです。
複雑かつ多数の理論から、シンプルかつ少数の理論へ向かう必要があるのです。
構築された理論は精密にできています。
そのため、周辺部で作られた高度に発達した理論と動かしがたい数式が、逆に中心に向かって果敢に進むことを困難にしているように見えます。
何も知らなかったからです。
素人の自由な思考が可能だったのです。
ただ、自然の究極の原理はシンプルな筈だと言う信念は持っていました。
神の仕業(しわざ)としか思えないような複雑極まりない生物の世界を形作るDNAがたった4種類の塩基で出来ている様に。
周辺部は広大でも、中心部は狭小な筈です。
そして、この世界の成り立ちを、エネルギー体理論として発見しました。
エネルギー体理論は、シンプルな原理です。
球の中心で見つけたシンプルな原理が本当に正しいのか、検証作業を複雑で膨大な外側へ向かって今も続けています。
勿論これだけでなく、素粒子がもたらす諸現象から重力、そして暗黒エネルギーと暗黒物質まで広範囲に適用できます。
エネルギー体理論では、世界を次の様に理解します。
この世界は、たった一種類のエネルギー体でできている。
広大な宇宙空間も身近にある空間も全てエネルギー体である。
電子も陽子も、光・電磁波も全てエネルギー体である。
エネルギー体は、素粒子よりも遙かに微少なプランク長のエネルギー細胞体から成る。
エネルギー細胞体は空間を構成するため、膨張と収縮が必ずペアで現れる。
エネルギー細胞体群が高密度に収縮すると、その周辺部のエネルギー細胞体群は膨張する。
つまり、エネルギーレベルの高い系から低い系へエネルギーの移動が起ころうとする。
エネルギー体理論により、現在の物理学の修正も必要となります。
離散的(とびとび)とされている量子の世界が、実は連続的な世界です。
連続的な波動の相互作用の結果が、離散的な現象として現れることが分かります。
場の量子論では、素粒子が空間に影響を与えて場を形成するとされていますが、エネルギー体理論では、素粒子の裾野部が場としての効果を現します。
そして、素粒子は、粒子部から薄い裾野部へ減衰しながら広がり、空間と一体となっています。
磁気の源泉は、磁気双極子とされていますが、エネルギー体理論により、磁気双極子はなく、姿勢が反転した電子の対により、N極・S極が形成されると言うことが分かります。
自然界に存在する素粒子の種類は、電子と陽子の2種類が基本で、仮想粒子として想定されるクオーク、グルオンは必要がありません。(ただし、更に検証が必要)
また、光・電磁波は、力を伝達する粒子と捉えるのではなく、電子の運動エネルギーである波動が電子から離れたものと考えるべきです。
現在知られている光速度は、光子の側面を捉えた速度であること、また現在知られていない光子自身の速度と進行方向の認識が必要となります。
銀河が等方的に遠ざかる原因は、ビッグバン理論とインフレーション理論により説明されていますが、エネルギー体理論では、宇宙循環システムで説明します。
ダークエネルギーが銀河を遠ざけているのではなく、宇宙の縁に向かってエネルギーレベルが減衰しているため、銀河は、公理に従って低エネルギーの方向に動いていることが分かります。
エネルギー体理論により、重力場は、エネルギー細胞体群の圧縮によりエネルギーレベルが高くなっている空間です。
その他、興味深い記事が色々あるので、各記事を参照してください。
一つは、素粒子だけに限れば、場の量子論がエネルギー体理論にかなり近いことです。
それ以上に、驚いたのは、現在忘れ去られていますが、50年も前に、天才物理学者 湯川秀樹博士が、「素領域論」を研究していたことです。
私が「素領域論」を知ったとき、「素領域」は「エネルギー細胞体」とほぼ同じ概念と思い記事にもそう書いていますが、少し開きがあるようです。
「素領域論」は、素粒子と空間の関係を研究した理論です。
一方、エネルギー体理論は更に進んで、素粒子と空間は同じエネルギー細胞体から構成されており、素粒子はエネルギー細胞体群の膨張と収縮が密集して振動しており、波動として回転(スピン)することにより独立した系として存在しているものと考えます。
この空間に対する概念が、エネルギー細胞体と同じなのです。
私が、湯川秀樹博士が天才であると称える理由です。
そして、研究がどこまで進んだのか、資料がないため、具体的には分かりませんが、素粒子と空間の関係に限って言えば、エネルギー体理論と同じまでに近づいていたのではないかと想像しています。
2018.1.19一部追記修正