5 ダークエネルギー [ 2017-07 -05] |
ダークエネルギーの説明は、前回の記事(4重力)」の続きとなります。既に公表しているダークエネルギーの発生原因のエネルギー細胞体レベルでの説明です。
重力場は、静的エネルギー体が地球の中心に向かって崩落することにより形成されるのでした。静的エネルギー体の崩落の意味については、「前回の記事」をご確認ください。静的エネルギー体の崩落が一旦始まると、止まることなく拡大していきます。そして、理論的には、静的エネルギー体がある限り、つまり宇宙空間がある限り、その縁まで続いていきます。
さて、Space Layer Xは、エネルギー細胞体が膨張して、低エネルギー状態になっています。ところが、その外側にはもうSpace Layerがありません。このため、内側のSpace Layerがエネルギーを供給することになります。エネルギーの流れ、つまり、エネルギー細胞体の膨張の向きが逆となります。狭い空間から、広い空間に向かうので、エネルギーの拡散と呼びます。その様子を図16で表しています。
一つは、重力の発生、つまりエネルギー細胞体の崩落の中心が、宇宙の中心からずれているためです。例えば、重力の発生(エネルギー細胞体の崩落)の中心が、宇宙の右側にあるとします。そのため、エネルギーの拡散は、宇宙の右側で早く終了します。そうすると、重力源を中心とした秩序あるエネルギー細胞体の圧縮状態は、そこで終わることになります。つまり、宇宙の左側では、その時点から、秩序あるエネルギーの拡散は終わる事になります。そのため、重力場(エネルギー細胞体の膨張、高エネルギー状態)は、一定の範囲の広がりしか持たないのです。
二つは、素粒子が生成されているためです。静的エネルギー体の崩落とともに、その余剰エネルギーの一部は無数の素粒子を形成しています。
無数の素粒子は、絡み合って星の成分ともなっていますので、溶融しにくくなっています。その分、静的エネルギー体の崩落に比べ拡散するエネルギーは少なくなります。
この2点により、静的エネルギー体の拡散は、崩落よりも少なくなります。宇宙全体で見ると、宇宙の縁に近づくほど、静的エネルギー体が拡散、つまりエネルギー細胞体が膨張していることになります。そして、このことから、宇宙循環システムが説明されます。
最後に、ダークエネルギーの生じる原理は表現できたのではないかと思いますが、何分、プランク長のエネルギー細胞体と果てしなく大きい宇宙全体という両極端のスケールを1枚の図で表さなければならない困難さのため、うまく表現出来ていないことをお詫びいたします。